アコギとエレアコってどっちがいいんだろう?
こんな悩みにお答えします!
本記事の内容
- こう考えればどっちを選べばいいかがわかる!という基準
- それぞれの特徴、メリット&デメリット
編集者の紹介/記事の信頼度
本記事はギター歴15年(最初の4年は完全に独学)で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。
自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。
こう考えて分けよう!
これに悩む方はとても多いですが、はっきりきっぱり条件を付けるならこれにつきます。
ライブやるならエレアコ
ライブしないならアコギ
これで分けるのが多くの方にとってもっともよい結果になっていると思います。
では改めてエレアコとアコギの関係を見ていきましょう!
それぞれのメリットとデメリット
それではまずはそれぞれを比較してみましょう。
アコギ | エレアコ |
アンプにはつなげない | アンプにつなげる |
エレアコについている部品代や工賃が かかっていないのでコスパがいい | 部品や工賃がかかっているので割高 |
本体の鳴りを最大限生かす構造なので いい音がする | 大音量での演奏を前提にしているので ハウリング防止のため鳴りを抑えてある |
あとからエレアコ化できる | 部品を外したとしても構造が違うので アコギの鳴りは得られない |
だいたいこのような感じです。
大事なのは、エレアコの「鳴りが抑えてある」っていうのを軽く考えないほうがいいということです。
これは、良い意味でも、悪い意味でもです。
それじゃあ1つずつ見ていきましょう!
アンプにつなげると何がいいのか
アンプにつなぐことができると以下のようなメリットがあります。
アンプにつなげるメリット
・ライブなどの大音量での演奏が簡単にできる
・ルーパーやエフェクトなどを使用した演奏ができる
・リバーブをかけたり、音作りを楽しむことができる
などなど
それじゃあアンプにつなげないとライブはできないの?
大丈夫。アンプにつなげなくてもライブは可能です。
ギターに対してマイクを立てて集音してライブをすることができます。
しかし、その場合は絶対にマイクのそばを離れることができません。
盛り上がってステージを歩き回るなんてことはできませんので気をつけましょう!
さらに言えばハウリングなど気にかけることがたくさんありますので、ちょっとハードルが高くなります。
アコギのほうがコスパがいい!?
エレアコにはピックアップといわれるギター用のマイクの1種が取り付けられています。
その部品代がどうしてもかかってくるので割高になりやすいです。
とはいえ、驚くほど価格差があるという感じもしないので、気持ち程度の違いです。
エレアコは鳴らない?構造が違う!
アコギとエレアコではそもそもの前提が大きく違います。
例えば、エレアコはライブでの大音量での使用を前提にしているのでハウリング対策のために本体の鳴りが抑えられています。
なのでアコギに比べて響きの豊かさに劣るのですが、その代わりに安心してライブで使用できます。
鳴りを抑えてあるって言われても想像つかないよ…
初心者の方はそもそもギターに触れた経験やいろいろなギターの音を聴いた経験が少ないので想像が難しいかもしれません。
しかし!
この鳴りが違うという点についてですが、軽く考えないほうがいいです!!
めちゃくちゃ音は違います!!
特に、カッタウェイの有無、ボディーの厚みの違いは響きに大きな違いを生み出します。
これがあるとハイフレット(高い音)に手が届きやすく演奏性も上がるのですが、ボディの空間が狭くなるので響きが損なわれます。
ただ、エレアコの場合はあえて響きを抑えてハウリングを防止し、そのうえでハイフレットまでのアクセスも良くしてくれる最高な加工なのです。
ちなみに、普通に弾き語りをするのであればハイフレットを使うことはほぼない!
現時点で「ソロギターとかで絶対にハイフレットを使う!」という予定のない場合は、「カッタウェイがないからハイフレットが弾きにくかったらどうしよう」と心配する必要はないから安心してね!
もし可能であれば、なるべくボディが薄く、カッタウェイがあるモデルと、普通のアコギを弾き比べてみてください。
その音の違いに驚くはずです。
もはや、アコギとエレアコは目的や構造が違うので(ちょっと大げさだけど)別の楽器とさえ言えます。
アンプにつないでライブをする方にとってのメリットが、アンプを必要としない方のデメリットになります。
逆に、ライブをしない方にとってのメリットが、ライブをする方のデメリットになる。
エレアコとアコギはそういった関係にあります。
アコギをエレアコ化できる!?
アコギはあとからピックアップを取り付けることでエレアコ化することが可能です。
その際には、部品代や工賃がかかりますのでそれなりに費用が掛かり、取り付けの際にはボディにジャック(プラグをつなげる部品)を取り付けるため、穴をあけたりと、少し大掛かりな加工が必要です。
穴をあける等の加工は取り返しがつかないので、ご自身の大事なギターを加工してよいかはじっくり考えましょう!
さらに気を付けるべきは音が変わってしまう可能性があることです。
部品を取り付けさえすればエレアコ化できるのですが、部品を取り付けることによりギター本体への振動の伝わり方が変わるので音に変化があります。
この変化はほとんどの場合あまり好ましい変化でないことが多いです。
また、逆にエレアコの部品を外したからと言ってアコギのような響きは得られません。
そもそもボディが薄かったり、カッタウェイが施されていたりするのでその分の響きは取り戻すことができないからです。
目的に合わせたギター選びをしよう!
このように、メリットとデメリットがアコギ、エレアコには存在します。
ご自身の目的に合わせたギターを選びましょう!
例えば、インスタライブなどスマホを使った配信ライブであれば普通のアコギのほうがいいでしょうし、ライブハウスでのライブならエレアコのほうがいいでしょう。
DTMなどで家での曲作りや録音に使いたい場合は基本的にはアコギのほうがいいですが、ノイズ等の不安からエレアコを選ぶというのもいいかもしれません。
(とはいえ、アコギはマイク録りのほうが音がいいのでマイク録りが基本です)
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