ギターを始める方へ

ギター講師が語るギター購入の注意点

ギターってどう選べばいいのかな?いろんな話がありすぎて結局どうすればいいのかわからない…

こんな悩みにお答えします!

本記事の内容

  • 価格帯ごとのギターの特徴
  • ネットと実店舗どっちがいいのか
  • 購入時に絶対にお願いしたいこと
  • 中古購入の注意点
  • おすすめのギター

編集者の紹介/記事の信頼度

本記事はギター歴15年(最初の4年は完全に独学)で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。

自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。

どんなギターを選ぶのがいいの?

最近のギターメーカーはかなりクオリティが上がっているので、買わないほうがいいほどひどい物はかなり減っています。

価格で見てみる

ざっくりと価格帯で分けてみたので、まずは値段で見てみましょう。

  • 1~3万円台 ⇒ 一般的な入門機ですが、選び間違えるとはずれを引くことがあります。
  • 4~7万円  ⇒ 十分実用に耐える入門機の中でも優秀なギター
  • 7~10万円  ⇒ こだわりが感じられ始める中堅スペック
  • 10万円以上 ⇒ 10万円以上でも細かく分けることができますが、基本的にはどれを選んでも間違いないので省略します。

スタイルで見てみる

いろいろな形や色のギターが世の中にはありますが、1番おすすめなのは

「好きなアーティストと同じタイプのギター」です。

これが1番モチベーションが上がります。

エレキでもアコギでも同じ。

弾いていて楽しいと感じることがなにより大事です。

もしもあなたが使いたいと思っているギターが「初心者向けじゃない、弾きにくい」と言われていたとしても、ちゃんとメンテナンスすれば、弾きにくいままのギターなんかありませんから大丈夫です。

逆にそこでしょうがないなあ・・・と別のギターを買ったらどうでしょうか?

なんかもやっとしませんか?

ギター選びは服選びと同じです。

機能性重視の方もいれば、ルックス重視の方もいるし、好きなアーティストと同じものを!って方もいます。

これがもしスーツ選びならTPOを考える必要があるかもしれませんが、ギターにTPOなどありません。

好きなものが1番です。

実店舗とネットどっちがいい?

実店舗のほうがいいとか、ネットでも大丈夫とかいろんな話があるけど結局どうなの?ってお話です。

それぞれのメリットとデメリット

楽器店ネット
商品を見ながら説明してもらえる実際に商品を確認できず、調べる必要がある
店に置いているものしか見れない品ぞろえがとても多い
ネットと比べると値段は少し高め最安値を探せば安く買える
ギターに不具合が出ても相談しやすい
お店に持っていって直してもらえる
不具合が出たらメールや電話で問い合わせたり
ギターを梱包して送ったりしないといけない
もしくは頑張って自分で直す
(近くに楽器店がある場合は保証は聞かないが持ち込みできる)

上記のような違いがありますが、ネットでの楽器購入も一般的になっており、商品管理については直接店で買ってもネットで買ってもどちらもしっかりしているところがほとんどですので心配ありません。

生徒さんでも何人もネットでギターを購入していますが、送りなおさなければならないほどの不具合のあるものが届くことはほぼありません。

木目が写真と違うことを許容できるか

ただ、木材を使っているものですから、木目が写真と違うというのは普通です。

高額なギターになると木目も吟味して選ぶ方が増えますので、個体ごとに写真を掲載してくれている親切なショップもありますが、入門機ではそこまではしてくれていませんので、そこが許容できない方は直接店舗で購入するか、ショップに連絡して写真を送ってもらうなどしましょう。

購入時に絶対お願いしたい○○調整

購入後でも、購入前でも構いません。

必ずしておきたいのが弦高調整!購入時でも、購入後でも、必ずです!

なぜならこれが上達スピードを大きく左右するからです。

購入時に伝えると上達が早くなる魔法の言葉

必ず購入時に

「弦高(げんこう)を標準か少し低めで、弾きやすいように弦高調節してもらうことはできますか?」

と聞いておきましょう。

ただし、これに対応してくれるのは楽器店だけです。

例えばリサイクルショップで中古のギターを買う、という場合には専門スタッフがいない場合は調整できないので対応してもらえません。

そういった理由からも初心者が専門スタッフのいない店舗で楽器を買うのはおすすめしません。

弦高ってどこ?

弦高とは弦とフレットの頂点の距離です。

フレットの山の頂点から弦の下側までを測ります。スケール(ものさし)はしっかりと立てて指板に垂直に。

斜めになってしまうと正確に測ることができません。

弦高を正確に測ることはとても難しくて、自分で測る寸法はあくまで目安程度に考えておきましょう。

メンテナンスのプロは0.1mm単位で調整しますが、素人にはそれを測るのも難しいです。

ギターの調整の世界において1mmはとても大きな距離です。

1mm違うだけで弾き心地はめちゃくちゃ違います。

中古を選ぶときには注意点がいっぱい

予算の都合上いい物を買いたいけどお金が欠けられない場合、中古も視野に入ると思います。

専門スタッフがいないショップでは買ってはいけない

ギターのメンテナンスには様々な知識が必要です。

メンテナンスできる専門スタッフがいないリサイクルショップなどでは購入しないようにしましょう。

まずこれが中古を買うときの絶対条件です。

商品状態についての確認をする

中古ギターの場合は以下の状態に気を使う必要があります。

  • ネックの反りやねじれの有無
  • トラスロッドの余裕
  • フレットの残り具合
  • アコギの場合はボディのふくらみ

しかし、これらの状態を初心者の方が文字を見て理解するのは至難の業です。

なので要注意のワードをピックアップしました。

これらが商品状態に書かれてある場合は、近い将来大きな修理が必要になりお金がかかる場合が多いです。

・ネックにねじれあり

・ネック元起きあり

・トラスロッド残り僅か

・トラスロッド回しきっています

・フレット残り6割(6割以下)

・フレットのすり合わせが必要

・ボディに膨らみあり

・ブリッジ浮きあり

・割れあり

これらのうちどれか1でも記載がある商品は避けましょう。

迷ったときはこれ!おすすめのギター

もしも迷ったときにはこのギターがおすすめです。

アコギならヤマハのLシリーズ

一押しのシリーズです。

習いに来られるほとんどの方におすすめしているギターです。

そもそもLシリーズは最初は高級な手工(ハンドメイド)モデルからスタートしました。

高級機を名乗るそのクオリティ、Lシリーズとしての血筋は現代のモデルにもしっかり受け継がれています。

スタンダードなLLシリーズ

こちらは弾き語りなどのストロークプレイに似合います。

そして小ぶりなボディのLSシリーズ

こちらはくびれが大きくコンパクトなボディが特徴で、背の低い方など大きなギターを抱えると疲れるという方に。プレイとしてはフィンガーピッキングなど、繊細なプレイに最適。

ちょっと大きめLJシリーズ

個人的には1番守備範囲が広い印象。

くびれもボディーサイズも大きいLJシリーズ。

個性的な外観とは裏腹に鳴りもよく守備範囲が広い1本です。

ストローク中心だけど、時々フィンガーピッキングもやるという方はこちらですね。

1番グレードの低い「LL6、LS6、LJ6」でも10万くらいすると言われても納得できる音です。

さらに耐久性も高く、ついてくるケースもかなりしっかりしています。

価格面でもクオリティでも初心者の方にとって、ギターを始める人にとって、これ以上の選択肢はそうありません。

このように初心者セットもありますので、最初の1本を迷う方で予算が許すのであればこれで間違いないです!

LLの初心者セット

LSの初心者セット

エレキギターはヤマハのPACIFICA(パシフィカ)

エレキギターならヤマハのPACIFICA(パシフィカ)です。

サウンドのバリエーションも申し分なく、幅広く活躍できるギターです。

エレキギターの場合音色を決定する最も重要な要素はアンプです。

10万円のギターと1万円のアンプで出す音と、1万円のギターと10万円のアンプで出す音では圧倒的に後者のほうが良い音です。

エレキギターはアコースティックギターと違いギター以外にも必要になるアイテムが多いので、必要な機能を満たしつつコストを抑えてくれているこの機種は初心者に優しいギターですね。

予算に余裕があれば練習環境に合わせた良質なアンプを購入しましょう。

おすすめはこちら。

Bluetooth機能の他、ヘッドフォンでも練習が可能なので音楽に合わせて音量を気にせず練習が可能なアンプです。

今ギターレッスンの費用がめちゃくちゃ下がっています!

ギター教室を運営するぼくとしてはあまり言いたくないのですが、実は「各音楽教室の競争が激化」していて、これから習得したい方にとって、今までになく学びやすい状況になっているのです。

コロナが流行したことによって、楽器を始めた人が増えたのはご存じかと思いますが、少しでも多く生徒を獲得したい音楽教室が

お得なキャンペーンや料金制度を提案しています。

そんな今、最も注目なのが「オンラインレッスン」です。

通学時の交通費やスタジオレンタル費、さらには通学時間、そして教室側も講師に対して交通費を支給したりしなくていいなど様々なコストがカットされています。

結果、1レッスン50分マンツーマンで3,000円前後という驚きの価格。

大手教室の倍の時間レッスンが用意されていて金額はそれより安いという衝撃の事態です。

これは生徒数が多いからこそできる価格設定です。

楽器というのはブームがあり、必ずそれが過ぎると人口が減少していきます。

そうなれば当然レッスン費用は運営を維持するために値上げとなりますから、お得に受けられるのはまさに今なのです。

ぼくの教室は今は手一杯なのでオンライン授業を行っておりませんが、ギターを教える講師の1人として、多くの方に少しでもギターを楽しんでほしい気持ちでいっぱいです。

なので今回、オンラインレッスンを取り扱う複数の教室のレッスンを実際に体験したりインタビューしたり、知り合いの初心者の方に協力してもらったりして、最もおすすめできる教室をピックアップいたしました。

おすすめの教室はずばり、「THE POCKET」です。

すすめのスクール「THE POCKET」

数あるオンラインギター教室の中でもおすすめなのが「THE POCKET」です。

2010年にオープンした日本で初めてのオンラインレッスン特化型の音楽教室です。

オンライン専門で10年以上の実績があるスクールはほかにはありません。

https://thepocketguitar.com/

素晴らしいレッスンクオリティ

開校10年以上の経験値、ノウハウは伊達ではありません。

TBS系全国ネットで「林先生の初耳学」でTHE POKETが登場しています。

お笑い芸人「はなしょー」のはなさんがオンラインギターレッスンでどこまで上達できるのか、その検証企画にギター講師として参加。

ご本人の希望であいみょん の「マリーゴールド」の弾き語りにチャレンジ!

公式HPより

ギターをしている皆さんならわかると思いますが、2週間でこれはすごいです。

レッスン以外の時間での練習量もすごかったということも忘れてはならない成功の大きな理由ですが、レッスンのクオリティも確かであるということがはっきりと証明されています。

無料体験レッスンを受けてみるべし!

体験レッスンは無料で、スマホやパソコンさえあればレッスンが受けられます。

レッスン後のしつこい勧誘などはありませんので安心して体験できました。

ほんの少しの気づきが大きな成長につながることもあります。

ぜひ受けてみましょう。

入会金は必要ないので、2,3カ月だけ通うのも賢い使い方だと思います。

この記事を読んでくださった方がぼくと同じ遠回りをしないで済むように願っています。

https://thepocketguitar.com/

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