ギターの弦は種類が多すぎて何がどうなってるのかわからない!数字も用語もわかりにくい!
こんな悩みにお答えします!
本記事の内容
- ギター弦の太さ
- コーティング弦について
- その他特殊な素材
- おすすめのギター弦
編集者の紹介/記事の信頼度
本記事はギター歴15年(最初の4年は完全に独学)で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。
自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。
弦の太さ「ゲージ」
ギターの弦には様々な太さの組み合わせがが存在します。
その組み合わせの太さに合わせて「○○ゲージ」と、呼び名が付けられています。
まず、弦の太さは数字で表します。
例えば1弦には「10」と呼ばれる太さのものや、「12」などがあります。
ちなみにこの数字はインチで表示した太さを表しています。
実際には0.010なのですが暗黙の了解で省略されていることがほとんどです。
弦の組み合わせには弦メーカー各社がほぼ共通の単語で名前を付けています。
太い | ヘビーゲージ | 014、018、027、039、049、059 |
ミディアムゲージ | 013、017、026、035、045、056 | |
ライトゲージ | 012、016、024、032、042、053 | |
カスタムライト | 011、015、022、032、042、052 | |
細い | エクストラライトゲージ | 010、014、023、030、039、047 |
このように、「ヘビー」「ミディアム」「ライト」という共通のワードを使って太さを分けています。
太さで変わる弾き心地
細い弦だとテンションも低く、押さえる力も太い弦ほど必要ないので、音が出やすくなります。
なので最初は「カスタムライト」や「エクストラライト」を選びましょう。
太くなると弦にかかるテンションも高くなり、弦を押さえるのにとても力が必要です!
弦の選択を間違えると「痛い」「鳴らない」「嫌になる」と、ギターをあきらめる原因にもつながることがあります。
ちなみに、名前の雰囲気から「ミディアムゲージ」を選んでしまうかたが多いですが、ミディアムは太いのでやめておきましょう!
弦の素材などの違い
素材の違いはここから!ブロンズとフォスファーブロンズ!
代表的な素材の違いには普通のブロンズ弦とフォスファーブロンズ弦があります。
ブロンズ弦は6~3弦に銅が80%とスズが20%の配合で作られた金属を巻き付けています。
その配合の割合から「80/20ブロンズ」と表記されることもあります。
対してフォスファーブロンズは上記のものにリンを配合したものです。
弦の色が少し赤みを帯びており、とてもきらびやかな高音域が特徴です。
どちらが優れているとかそういうものではなく好みの音を選ぶのがいいでしょう。
「普通のブロンズでは物足りない」という人もいれば「フォスファーブロンズは高音が出すぎる」という人もいます。
好きなアーティストが何を使っているのかを参考にするのもいいですね。
コーティング弦!さびにくくて長寿命!弦交換の手間も省けます!
コーティング弦とは言葉通り、弦にコーティングを施しているものです。
一般的な弦はだいたい2週間くらいで交換します。
コーティング弦はそういった汚れや空気によるサビを防ぐことで通常弦の約3~5倍という非常に長い寿命を持っています。
短くとも通常弦の3倍ですから、値段そのまま、張替の手間が2回減る計算です。
多くの場合は3倍以上持つでしょうからとてもお得な弦といえます。
また、コーティング弦との特徴として、手触りがつるつるしています。
このつるつる感のおかげで、通常の弦よりも押さえていて痛くありません。
指も痛くなりにくく、弦交換の手間も省けるので、初心者にはうってつけの弦です。
ただし、通常弦よりも高価ではありますので張替に失敗してだめにしないように気を付けないといけませんね。
素材はほかにもいろいろ!変わり種なギター弦
珍しい弦ですが、コンパウンド弦というものも存在しています。
巻き弦に「シルク」が使われた弦で、手触りも柔らかく弦が押さえやすいですし、指が痛くなりにくい弦です。
初心者の練習にも適しているように思いますが、音が個性的で、クラシックギターやウクレレのようなナイロン弦の音色が混ざったような柔らかな音色になります。
一般的に言われるアコースティックギターのサウンドとは異なるため、ブロンズ弦のギターの音色が好きな方にはお勧めできません。
初心者にお勧めのギター弦!
オススメNO.1 ELIXIR / NANOWEB Phosphor Bronze Custom Light #16027
コーティング弦といえばELIXIR(エリクサー)といわれるほどの有名ブランドです。
コーティングなので長寿命で指が痛くなりにくい、フォスファーブロンズ、カスタムライト(11-52)とスキのないスペック。
サウンドも申し分なく、きらびやかで美しい、ピック弾きにも指弾きにも最適なギター弦です。
少々高額ですが、美しいサウンドのまま長く使えるので間違いないチョイスです。
オススメNO2. DADDARIO / XTAPB1152 XT Acoustic Phosphor Bronze Custom Light
コーティング弦といえばエリクサーの1強だったのですが、ここ数年は他のメーカーもどんどん力を付けています。
こちらもコーティングなので長寿命、フォスファーブロンズ、カスタムライト(11-52)とスキのないスペック。
オススメNO3. DADDARIO / EJ26 Phosphor Bronze Wound Custom Light
80/20ブロンズで、コーティングも施されていないノーマル弦です。
このダダリオというメーカーは、1974年に世界初のフォスファーブロンズ弦を発売した超老舗です。
張替にまだ自信がなくて、失敗しそうだからコーティング弦やフォスファーブロンズほどの高い弦は…という方はこちらもおすすめです。
ギター習得は20時間でできる!?
ギター習得にかかわらず、新しいことの習得にはジョシュ・カウフマンという方の研究によりおおよそ20時間必要と言われています。
もし、あなたが20時間練習しているにもかかわらずギターが弾けていない時には、
「大事なポイント」を見逃したり、「勘違いしているポイント」があるかもしれません!
しかしその見逃しているポイントや勘違いしているポイントは人によって全く違うので、直接見ないと効果的なアドバイスができないのです。
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ギターをしている皆さんならわかると思いますが、2週間でこれはすごいです。
レッスン以外の時間での練習量もすごかったということも忘れてはならない成功の大きな理由ですが、レッスンのクオリティも確かであるということがはっきりと証明されています。