ギターの商品説明にある弦長とか、スケールって何のこと?
634mmとか650mmとか、それとミディアムとかロングとかいろいろ書いてるんだけど…なにこれ?
こんな悩みにお答えします!
本記事の内容
- スケールってどこのこと?
- スケールが違うと何が違う?
編集者の紹介/記事の信頼度
本記事はギター歴15年(最初の4年は完全に独学)で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。
自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。
弦長(スケール)ってどこの部分?
見た目は全く同じに見えるギターですが、弦の長さが違っていたりします。
具体的に言うと、この間の長さを弦長(スケール)と言っています。
拡大してみると……
それぞれどちらも「弦を支える」部品です。
上の少し太さのある白い部品が「ナット」といい、下の画像の細長い白い部品を「ブリッジ」といいます。
このブリッジとナットの間の長さのことを弦長(スケール)と呼んでいます。
実はギターは長さがいろいろ!
どれも同じに見えるギターですが、実はメーカーや型番によってこの弦長が違っています。
正確な長さを○○mmという風に覚える必要はありません。
カタカナの分類名があるので、どれが長いのか、どれが短いのか覚えておくと便利です。
長い順に並べると
長い(650mmくらい) | (ロングとショートの間くらい) | 短い(630mmくらい) |
ロングスケール | ミディアムスケール | ショートスケール |
レギュラースケール |
上記のような順番です。
見てお気づきの方もいるかもしれませんが「ロングスケール=レギュラースケール」です。
なので、ギターを弾く人は
ロングスケール(レギュラースケール)=普通
ミディアムスケール=ちょっと短い
ショートスケール=短い
という風にとらえていることが多いです。
ちなみに、エレキギターだと630くらいはミディアムスケールで、さらに短く610くらいがショートスケールと呼ばれます。
とてもややこしいですが、どれが長くてどれが短いのかがわかれば十分です。
弾きやすさへの影響
シンプルに言えば長い弦の方が押さえにくく、短い弦の方が押さえやすいです。
例えば1mほどの長い紐と30cmほどの短い紐。
これらを同じ力で引っ張ると1mの方は緩く、30cmの方は1mよりはピンと張れると思います。
30cmと同じくらいピンと張るにはもっと強く張らないといけないのです。
これはギターのスケールでも同じです。
長いスケールになるほど強い力で張り、短いスケールほど弱い力で張ります。
強い力で張られた弦を押さえるのと、弱い力で張られた弦を押さえるのでは、やはり弱い力で張られた弦の方が押さえやすいです。
こう聞くと、短い方がいいように思えますが・・・
そう単純ではありません。
音程への影響
実はスケールが短いと音程が不安定になります。
押さえる力の入れ具合や、右手のピッキングの強さで弦が引っ張られてしまい、音程が一瞬ずれてしまうことがあるのです。
これは弦長(スケール)が短くなるほど顕著に現れます。
逆に、弦が長いほどチューニングやピッチが安定しやすくなります。
とはいえ、ミニギターのように極端に短いものでない場合は神経質になる必要はありません。
普通のサイズのギターであれば「スケールが短いからピッチが悪いかも!」などという心配は不要です。
音色への影響
実は弦の張りの強さは音色にも関係があります。
スケールが長いギターほど、ハリが強く、パキッとしたサウンドが特徴的です。
逆にスケールの短いギターは、ハリはありませんがやわらかい音が特徴です。
ただし、ギターの音色というのはギターそのものの形状や材質、構造、弦の材質など様々な要素が組み合わさって生まれるものなので一概にまとめることはとても難しいです。
なのでここはあくまでも参考程度と思ってください。
弦の長さによる変化(まとめ)
それではおさらいに、弦の長さで変化することをまとめてみましょう!
弦長が長いと | 弦長が短いと |
弦の張りが強くなる | 弦の張りが緩くなる |
弦を押さえるのに力がいる | 弦を押さえやすくなる |
チューニングが安定しやすい | チューニングに気を使う |
ハリのある音 | やわらかい音 |
ロングスケールの代表的なギター:Martin D-45/Gibson SJ-200など
ショート(ミディアム)スケールの代表的なギター:Gibson J-45など
どちらのスケールのギターを買うかは音で選ぼう!
じゃあどっちのがいいの?ってなると思うんですが、ここに答えはありません。
最終的にはどちらを選んでも慣れるので、見た目や音が好きなギターを選びましょう!
ギター習得は20時間でできる!?
ギター習得にかかわらず、新しいことの習得にはジョシュ・カウフマンという方の研究によりおおよそ20時間必要と言われています。
もし、あなたが20時間練習しているにもかかわらずギターが弾けていない時には、
「大事なポイント」を見逃したり、「勘違いしているポイント」があるかもしれません!
しかしその見逃しているポイントや勘違いしているポイントは人によって全く違うので、直接見ないと効果的なアドバイスができないのです。
ほんの1か所、ほんの少しの考え方の違いを解決するだけでもあっという間にギターは上達できます。
もし20時間練習してもうまくいっていないなら1度、オンラインギター教室の無料体験レッスンを受けるのがおすすめです!
ぼくの運営する教室ではオンラインはやっていないので、遠方に住むギターを始めた知人に無料体験レッスンをすすめたところ、
「めちゃくちゃモチベーション上がったし、何をどう直せば良くなるのかはっきりわかったから練習がはかどる!」と
おすすめしたオンライン教室はこちら「THE POCKET」
2010年にオープンした日本で初めてのオンラインレッスン特化型の音楽教室。
オンライン専門で10年以上の実績があるスクールはほかにはありません。
今ならなんと、体験レッスン後にレッスン内容の振り返りや、現状の課題などをまとめた「レッスン復習コメント」をプレゼントしてくれます!
体験レッスン後の無理な勧誘などもないので、安心です。
めちゃくちゃお得なので、ぜひ申し込んでおきましょう!
TV放送時の動画はこちら
お笑い芸人「はなしょー」のはなさんがオンラインギターレッスンでどこまで上達できるのか、その検証企画にギター講師として参加。
ご本人の希望であいみょん の「マリーゴールド」の弾き語りにチャレンジ!
公式HPより
ギターをしている皆さんならわかると思いますが、2週間でこれはすごいです。
レッスン以外の時間での練習量もすごかったということも忘れてはならない成功の大きな理由ですが、レッスンのクオリティも確かであるということがはっきりと証明されています。