どうしても家だとうるさいって言われちゃう・・・何かいい練習はない?
こんな悩みにお答えします!
本記事の内容
- 音量を下げる方法
- 自宅での練習で注意したいポイント
編集者の紹介/記事の信頼度
本記事はギター歴15年(最初の4年は完全に独学)で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。
自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。
音量を下げるには
- 夜しか練習時間がないけど夜は遠慮してしまって練習できない。
- 練習を人に聴かれるのは嫌。
- 家族にも気を遣う。
などなど、音量に関するお悩みはとても多いかと思います。
基本的には市販の消音グッズを購入することになります。
一番おすすめなのは複数のグッズを組み合わせることです。
サウンドホールに取り付けるミュート
まず最初のおすすめはサウンドホールに取り付けるタイプのミュートです。
サウンドホールのサイズはギターによって違うので、購入するミュートのサイズとあっているか必ず確認してから買いましょう!
サウンドホールをふさいだだけなので、ピッキングの感触にも影響はなく、弦の振動を無理矢理に止めることもないので弦がちゃんと鳴っているのかといったことも確認しやすいままというメリットがあります。
演奏の感触に違いがあるものは練習の効率を下げます。
感触が変わりすぎるものには注意しましょう。
例えば、極端に柔らかいピックは確かに音量を抑えますが、あまりに感触が変わるため、普通のピックに変えたときにうまくいかない場合もあります。(アップストロークが引っかかるなど)
そういった理由から個人的にはサイレントピックはおすすめしていません。
弦に取り付けるタイプのミュートは鳴りが甘い弦を認識しにくくなるでしょう。
ある程度慣れた人なら少しの差に気づく余裕もあるのですが、初心者のうちにはそこまで気付ける人は少なく、明らかに押さえられていない、音が出ていない場合以外はそのまま練習を進めてしまうことも考えられます。
なるべく演奏の感触を変えないというのは、効率よく上達するにはとても大事なことなのです。
さらに組み合わせたい「エレキギター用の弦」
遠くまで届きにくい音になる
これにさらに組み合わせることでより音量を抑えられるのが「エレキギター用の弦」です。
エレキギターの弦はアコースティックギターのと比べてかなり細く、弦のテンションが下がるので音量も下がります。
さらに素材の違いから、アコギ用の弦に比べて「しゃらーん」といった、遠くまでは届きにくい金属的な音になります。
弱音器を使うと弦の振動はあいまいになってしまいますが、これだとボリュームを押さえつつも弦の振動は邪魔しないので自分の失敗にもちゃんと気づけます。
ピックも普段のもので練習できますから極端に薄いピックを使うよりも感触は断然いいです。
押さえやすくなる
そしてエレキギター用の弦は細いものが多く、先ほどもお伝えしたように「とてもテンションが低い」のです!
少し細い弦を選べば、弦が柔らかいからめちゃくちゃ押さえやすく、痛くなりにくいです。
これにはまさに一石二鳥と言わざるを得ません。
確かに演奏の感触の変化を起こしてしまいますが、極端な変化ではなく、メリットのほうが大きいです。
指が痛くなりにくい。
硬い弦を押さえるのに不自然に力を込めてフォームを崩すことがない。など。
初心者にありがちな問題を解消してくれます。
最後には基本中の基本。戸締りと場所選び!
そして最後の防音対策は基本中の基本、戸締りです。
閉めることが出来るドアや窓は全部閉めましょう!
玄関のドアは閉めているから大丈夫…ではありません。
より効果を求めるなら練習用の部屋に入り、ドアと窓を閉めましょう。
少しでも超える壁が多いほうが音は小さくなります。ちりも積もればの精神で、しっかり戸締りをしましょう。
それと、窓やドアから遠く、さらに言うなら屋外に接する壁からも遠い場所がいいです。
もし、2階建てのおうちにお住まいでしたら2階のほうが練習には向いているでしょう。
地上に届くまでに距離もありますから、外の人にはより聴こえにくくなります。
まとめると、以下のような場所が理想です。
- なるべくドアや窓から遠い場所。
- 戸締りができる。
- 地上から遠い。
- 屋外に接する壁からも遠い。
一般的な住宅の間取りだと、この位置ってトイレが来ることが多いのですべてを達成するのは困難だと思います。
優先順位が高い順にリストアップしてますので、そのあたりも参考にしながら理想の場所を見つけてください。
デメリットが全くないわけではない
まだ音量を下げる方法はある
今回紹介した「ミュート+エレキギター弦」の消音方法は演奏性を重視しているので、ほかのアイテムよりも音量の下がり具合は低いかもしれません。
これらにさらに弱音器や薄いピックを併用した全部盛り的な消音をすればもっと静かになるはずです。
実際、これらの対策で深夜にもガンガン弾けるほど音が小さくなるかといわれると、そこは住宅のサッシや壁の能力次第です。
環境に合わせてほかの消音グッズも適宜採用しましょう。
そのままライブなどには使えない
そして、音色が変わるのでそのままライブや録音して発表、というのには向きません。
アコギらしい音を出すには弦をアコギ用に張り替える必要があります。
ライブでエレアコとして活用する分には(アンダーサドルのピエゾピックアップのギターなら)ほぼ影響はないと思います。
また、ちゃんとしたアコギ弦に張り替えたらテンションが上がるので、最初は硬い弦に慣れる必要があります。
最大限の消音化が可能なのはサイレントギター
どうしても費用が掛かりますが、演奏性は可能な限りアコギそのもの、消音性能は最大限というのがサイレントギターです。
音を増幅するボディが存在していないのでめちゃくちゃローボリュームです。
音量を失う分、アコギ特有の響きの美しさみたいなものはありません。
イヤフォンを使って練習しても音は生のアコギとは全く違います。
そこはトレードオフ、しかしそれでも有り余る消音性能と演奏性です。
間違いなく上達しやすく、家での練習向けの最強アイテムです。
問題はそのお値段だけ。ご予算に余裕のある方はどうぞご検討ください。
ギター習得は20時間でできる!?
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