弦の押さえ方ってフレットのそばを押さえるっていうけど、爪が当たったり、力加減がわからなかったりする…
こんな悩みにお答えします！
本記事の内容
- 弦を押さえるときのコツ
- 「フレットのそばを押さえる」以外の深い部分まで解説
- 爪が当たってしまう事について
- 力加減について
編集者の紹介/記事の信頼度
本記事はギター歴15年（最初の4年は完全に独学）で、現在は独立し少人数マンツーマンギター教室を運営しているギター講師が執筆をしています。
自身が独学で悩んだ経験や独学に悩んで教室に訪れた生徒とのレッスン経験をもとにしたリアルな本音記事です。
基本的なコツ
「フレットのそばを押さえましょう」というコツは当サイトでも大事にお伝えしている内容です。
本当に、めちゃめちゃ大事です。基本中の基本です。
それに付け加えてもう少し深くまで解説します。
どれだけしっかり切っていても爪は当たってしまう
ほとんどの方が、ギターを練習するときには爪をしっかり切っていると思います。
爪が指板に当たっては弦が押さえられません。
長年指板に爪が当たり続けると指板の木もえぐれてしまうのでギターにもよくないです。
とっても大事な爪切りだからこそ、きちんとやっていると思います。
しかし、押さえ方が悪いと、しっかり切っていても爪は当たります。
なので、爪が当たらない角度で指を使わないといけないのです。
第一関節と爪の関係
第一関節が、爪の先より出ると奇麗に音が出づらくなります。
画像で解説すると、こうなります。
深爪でない場合の指の角度
このように、指を立てるといっても想像よりはまっすぐではありません。
「指先よりも先に爪が当たってしまわない程度に立てる」が無難です。
運指やコードによってはどうしても爪が当たる場合もあるでしょう。
そんな時は深刻に考えすぎないで大丈夫。
問題は爪が当たっても指先がしっかり弦を押さえられているかです。
深爪の場合の指の角度
このように深爪気味のほうが押さえられる範囲は広くなります。
有利だからと言って無理に爪を深く切らなくて大丈夫です。切りすぎると痛いですから！
ギターを練習していくとだんだん深爪になっていく指があります。
例えば、チョーキングを多用する指などは深爪になりやすいですね。
手は自然にその人のプレイに合わせた形へ変化していってくれます。
じっくりやっていきましょう！
力は音が出るギリギリまで抜こう
力を入れすぎると
- 次のコードに移りにくくなる
- 音程がずれる
といった問題が出てきます。
こちらはスケールの長さによってピッチの変わりにくさが違うことを紹介する動画ですが、押さえる力加減で音程が変わっているのがわかります。
これでは上手な演奏に聴こえませんので、音程にも耳を傾け、音がちゃんと出るギリギリまで力を抜いて押さえましょう。
それが今のあなたにとっての最適な力の入れ具合です。
この力の入れ具合は指先のどの部分を使うのかによってかなり変わりますので、一番楽に押さえられるのはどの部分かも一緒に探しておきましょう。
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